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「AIスマホ」世界標準の日、近づく Galaxy S24、通話同時翻訳実装へ

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【東京総合 = 国際(北京・ソウル)、テクノロジー】AIスマホが世界標準になる日が一歩近づくことになる。スマホ製造販売最大手の韓国サムスン電子は、来年発売する同社の旗艦ブランド「Galaxy S24」シリーズに、通話の同時翻訳機能を搭載する。発売時に英語やスペイン語に対応する。日本語などは順次対応の形になる。日本経済新聞が27日に報じた。

サムスン電子のロゴ

スマホのマンネリ化が進む中で、Googleと同じくAIを前面に押し出す。GoogleのPixelスマートフォンに搭載されたAI特化のSoC「Tensor(テンソル)」の受注実績を活かして、独自チップを開発した。処理はスマートフォン内で完結するため、受信・発信どちらにも対応する。受信・発信元が競合ブランドでも翻訳機能を利用できる。

サムスンは今後、Googleと相互利益の出る形でAI開発を進める。チップ開発をサムスンが進め、精度の高い翻訳基盤をGoogleが提供する。競合のArmアーキテクチャ製造大手のMediaTek(メディアティック(台湾))やQualcomm(クアルコム(米))はこぞってAI機能を強化したSoCを発表している。生成AIの波に乗り遅れぬよう、サムスン・Google連合の関係をより強化する。

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