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X、シャドウバンユーザーの視覚化 想定より遅れ 「コード2千万行」

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【武蔵小杉本部 = 論説】X(旧Twitter)のシャドウバンユーザーを視覚的にわかりやすくする計画に狂いが生じ始めた。想定外のコード量を前にマスク氏も遅れを認めた。噂を認めてから5ヶ月、具体的な解決案の提示以前に、大規模なプログラム修正に追われている。

Twitterロゴとスポットライト(中央)

マスク氏は日本時間10日、自身の投稿に「シャドウバンされた私たちがこの場に残ることを考えるため、理由を教えてくれるシステムを導入してくれませんか?」と返信したユーザーに反応を示した。マスク氏は「リーチに影響するフラグをアカウント保持者に明確に示すという目標に向かって前進している」とシャドウバンユーザーの視覚化に向けて動いているとした上で「非常に多くのレイヤーがある。この部分だけでコードは2000万行を超える」と、計画が想定より遅れている理由について釈明した。

シャドウバンユーザーの視覚化は、当サイトが7月と8月に独自で報じていた。

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シャドウバンユーザーに関する評価システムは先述のとおり非常に複雑で、インプレッションの仕組みから、フォロー比率、透明性の確保と修正箇所は多岐にわたり、かえって負荷が大きくなってしまう。それを受けてXは、現在0からコードを書き直している。

スーパーアプリ化を目指すという構想がかえって足枷になっている可能性もある。コミュニティ機能やDM機能の強化、送金システムの申請などXは並行して多数の計画を進めている。社員が大幅に減少している中、ゲリラ的な機能投下はX自身を苦しめている。

想定外のトラブルもあった。AppleやDisney、IBMなどの大手米企業は相次いでXへの広告出稿を取り下げている。米左翼系団体「メディア・マターズ・オブ・アメリカ」が報告した「ナチス・ドイツを肯定する投稿に広告が表示された」という文書が原因と見られ、これに対しXが訴訟を行う事態となった。多くの証拠提出や広告システムの修正などに追われている。マスク氏はXはシャドウバンの視覚化はかなり先になりそうだ。

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