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OpenAI、空中分解寸前…「アルトマン氏の復帰なければ退社」9割超の社員が署名

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【東京総合 = テクノロジー】ChatGPT開発元の米スタートアップ企業「OpenAI」で働く従業員らは20日、事実上の解任を迫ったサム・アルトマン元CEO(現在はMicrosoftに入社)を再入社させなければ、我々も退社することを迫る署名文書を取締役会に提出した。同会の総退陣も求める。OpenAIで働いているとされる770人の従業員のうち、現時点で9割超の約730人が署名したという。

生成AIの代名詞まで登り詰めた、巨大スタートアップ企業をめぐる混乱は、一段の複雑化を避けられない。

署名文書は取締役会に宛てで、現在の取締役全員の解任(辞任)を要求。独立した新CEOを就けた上で、突如解任されたアルトマン元CEOと、共に社を離れたブロックマン前社長をOpenAIに復帰させること求めている。

署名文書(PDF、米WSJ版):https://s.wsj.net/public/resources/documents/openai-letter-board-2023.pdf

従業員らは仮に要求が受け入れられなければ、アルトマン氏らが入社した「米Microsoftの新しい研究グループに参加することを選択する可能性も捨てきれない」と迫る。「取締役会がOpenAIを監督する能力がないことは明確。配慮が欠けている人のために働くことはしない」と取締役会を強く非難した。

事実上解任された元OpenAI CEOのサム・アルトマン氏(2019)

一連の報道を受けて、Micorosoft社の株価は終値ベースで2%超上昇。上場来最高値を更新した。

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