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米CPI、市場予想やや下回る3.2% 円は急伸

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【欧米総合 = ニューヨーク】米労働省は日本時間14日夜、10月の米CPI(消費者物価指数)を発表した。前の年の同じ月と比較した上昇率は3.2%だった。3%台をつけるのは5カ月連続。事前にまとめられた市場予想の3.3%をやや下回った。鈍化傾向にある記録的インフレを軟着陸させられるかが今後の課題となる。

発表を受け外国為替市場で円はドルに対して急伸し、一時150円70銭台をつけた。

エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率は前年同月比で4.0%。前月と比較して+0.2%だった。いずれも市場予想をわずかに下回った。

足元ではFRBの目標である安定的な2%の物価上昇率とはかけ離れた水準で高インフレが続く一方で、およそ40年ぶりの水準まで切り上がった2022年6月の9.1%からは急速に鈍化している。原油価格の下落が一端を担った。

記録的なインフレの完全鎮圧を目指すFRBは、異例のスピードで政策金利の利上げを行なった。先月には米長期金利が5%の大台に乗せている。それでもなお、「強すぎる米国経済」は揺るがない。現在の水準から目標の2%の達成には、今までCPIの上昇に大きく影響を与えてきた、原油を除く他分野で落ち着きを取り戻す必要がある。

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