内閣支持率、再び下落サイン 33％で過去最低タイ
【東京総合 = 永田町】namiten.jpが分析した10月世論調査で岸田内閣の支持率は33％（-3％）だった。不支持は56％（+4％）で、5ヶ月連続 支持を上回った。支持率は昨年12月につけた過去最低とタイ、不支持は過去最高だった。
支持・不支持ともに、直近のトレンドを示す「3ヶ月平均線」を割った。横ばいが続いていた支持率が再び下落基調に入った可能性がある。先月までは35％前後だった「支持抵抗線（これ以上下がらないとされる水準）」が一段と引き下がった。
もっとも、支持率の低下は鈍化している。２ヶ月前と比較して2％しか下がっていない。内閣支持率が自民党支持率スレスレまで接近したため、無党派層の影響を受けにくくなったためだ。
ここから支持率を上昇基調に転換するには、LGBT法制定などで失った保守層を取り戻す政策が必要で、今年5月から始まった支持率低下は「次の段階」に入ったと考えられる。
注）NHK、ANN、JNN、FNN、共同、読売、日経、毎日、朝日の9社は29日までに、10月の世論調査の結果を発表しました。
namiten.jpでは、2023年10月の上記9メディアの結果を元に、加重平均法を利用して内閣の支持率を分析しました。
採用している加重平均法では、各メディアの「支持」「不支持」の割合と総数を元に「支持」または「不支持」人数と答えた人数を求め、9メディアの総数で割るものです（10月：総数9,458人）。単純平均法（算術平均）と比較し、ばらつきを抑え、より正確な数値を求めることができます。
なお、引用元のメディアが発表時に「割合」を四捨五入している場合があり、微小な誤差が生まれる場合がございます。ご了承ください。
また、2023年8月までのデータは単純平均法で求めており、同年9月からのデータと単純に比較できるものではありません。
2023年9月からの算出方法：加重平均（主要8社世論調査の人数比をもとに 支持 または 不支持 ÷ 総人数で結果を算出（今回：8,441人、下記方法と結果が異なる（３２％））
2023年8月までの算出方法：主要８〜９社の世論調査の結果を平均して算出（単純平均）
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