長期金利、一時0.7%に　2014年1月以来の高水準、株価重荷に

国内債券市場で11日、長期金利の利回りは上昇（新発10年物国債、債券価格は下落）し、一時0.7%に乗せた。2014年1月以来の高水準となる。

物価上昇率が日銀長期目標の2%を上回る状態が続く中、読売新聞のインタビューで植田日銀総裁が「物価上昇に確信が持てればマイナス金利解除も選択肢の一つ」などと述べたことが市場に伝わり、金利が上昇した。金利上昇の影響で、東京外国為替市場では円が対ドルで急伸。一時146円台後半まで反発した。

また日経平均株価は東京株式市場で11日、金利の上昇、円高ドル安の影響もあり下げ幅は100円を超える場面があった。先週末のApple株反発などで日経平均は反発が予想されていたものの金利上昇が重荷となった。

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