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ブロック機能廃止か、マスク氏表明。元Twitter CEO「ミュートでいい」

namiten

マスク氏は日本時間19日未明、ブロック機能を廃止する方針だと表明した。過去にも同様の発言を繰り返しているほか、来月までに全面的なコード書き換えを行うなどと発言していることから、早ければ1ヶ月以内の廃止の可能性がある。

マスク氏と関係の深いX系メディア「X News Daily」は日本時間19日未明、OPPINIONとして「ブロック機能の完全廃止は行き過ぎで、スパムや分断を止める上で重要な機能」と報じると、マスク氏が返信。内容は「ミュートがその代わりになる」という意図の返信だった。さらに、Twitterの元CEOのJack氏も「ミュートのみでいい。100点だ」と返信している。

しかし、ブロック機能というものはTwitter時代から深く根付いた文化とも言える。相手と議論になった際、負けを認めたり、相手の行き過ぎた言動に信号を送ることもできる。

さらにX社員は、より強力なミュート機能がどのように機能するのか、そしてなぜブロック機能が意味をなさないのかについて以下のように説明している。

主張

多くのユーザーがブロックの削除について懸念しているのを見かけます。ミュートした相手に返信や引用を許可しないなど、ミュートを強化することができます。ブロックリストをミュートリストに転送することもできます。

アカウントがあなたの投稿を閲覧できないようにすることは、実際には機能しません。別のアカウントを作成するかログアウトするだけで、意図を持った誰でもあなたの投稿内容を知ることができます。

ブロックは場合によっては実際に問題となることがあります。一部のユーザーは、すぐにバレないように、嫌がらせやスパムを送りたい人をブロックします。

要約すると、ブロック機能には大した意味はなく、新たなアカウントを作成して閲覧するから意味がない。さらにミュートリストにブロックリストを転送できるようにする設定を含める可能性についても言及している。

しかし、ミュートという機能には根本的な問題があり、それは会話ができてしまうということだ。ブロックにはそのアカウントからの閲覧や返信が不可能。例えそれがサブ垢でできてしまうとしても、そのサブ垢をブロックすればいい。ログアウトして見てしまうと言うが、そもそもそこまで絡まれると言うことはこちらにも分がある時のみだ。通常はブロックした次の日には忘れられている。

また、Xは並行して相次ぐ変更を予定している。詳しくは別記事を見てほしいのだが、昨日から今日にかけて多くの変更がリークされた。

例えば、広告収益機能の支払い間隔が2週間に変更されたり、もっと短くなったりすること、日本に来ているマスク氏が強化されたライブストリーミング機能を試していること、プロモーションツイートをより簡単に、より詳しくマーケティング対策できるようになったりする。

加えて、旧Tweet Deck(現Pro)がモバイルでも対応する可能性がある。さらに、現在多くの開発リソースを旧Tweet Deckに使っているとし、近々大幅な変更があるとも報じられている。これに関し元CEOのJuck氏は賛成する立場を表明しており、マスク氏以前のTwitter、いわゆるTwitter1.0時代に見捨てらていた機能がようやく最新に追いつくことになるかもしれない。

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