待望の機能がついに実装か X、シャドウバンユーザが一目で分かるように
X Corp.のイーロン・マスクCTO(最高技術責任者)は日本時間17日、シャドウバンの透明性確保に向けチームが動いていると投稿した。
アメリカのジャーナリスト、エディ・クラッセンシュタイン氏が投稿した「シャドウバンには透明性が必要だ」という意見に対してマスク氏が「すぐに修正される」と返信した。
マスク氏は、買収当時から繰り返し「シャドウバンは基準も明確じゃないし、対象かどうかすら外部アプリを使わないと分からない。より適切なものに変える」と発言してきた。
先月には、有名リーカーが「まもなくTwitter(現X)には、シャドウバンされたかが一目で分かるバッヂが追加される予定です。」と明かすなど、長年イラストレーターを筆頭としてXユーザーを悩ませてきた機能だけに、待ちに待っていた人も多いのではないだろうか。
さらに、マスク氏は「現在、Xは0からコードを書いている」と表明。さらにXのプログラムコード1.3万行を全て解析したというユーザーに「あなたの提言にほぼ同意する。今指摘されたことがどうなっているか、1ヶ月後振り返ってみましょう」とも返信しており、引き続き大規模な変更は続きそうだ。しかし、Xが0からシステム全体のコードを書き直しているとすれば、わずかに生き残っていた「Twitter」という文字列が完全に削除されるということを意味する。青い鳥との完全なお別れは近そうだ。
ちなみに、1.3万行のコードを全て解析したという化け物ユーザーは以下のようなアドバイスを行っている。
やはり、大量のコードを解析しただけあって、ユーザーが求めていそうな指摘をしてくれている。これにマスク氏が反応したというのはかなり大きな出来事なのではないだろうか。
ユーザー目線の意見を最高権力者が定期的に取り上げるようになったことは、マスク氏以降である。このような形でユーザーと目線を合わせて会話できるということは、満足度を上げる一因になるはずだ(実際は違うが)。ただ、マスク氏の「方向性」に同意するユーザーの意見しか取り入れない現在の状況が続くと悪化招くかもしれない。
また、最近スタートしたスワイプして連続で動画を見れる機能に広告機能を追加したと説明している。これは前述の1.3万行読んだというユーザーが問題ありと指摘している機能だが、これに広告を追加した。これにより広告主が、YouTube ShortsやTikTokから簡単に動画広告を移植できるようになり、大手広告主が戻りつつある現状を加速させるかもしれない。