2023.08.03

マスク氏運営の「xAI」、ai.comのドメインを入手

namiten

ポイント

xAIがai.comのドメインを取得
現在ai.comはxAIのホームページにリダイレクトされる
ai.comはChatGPTに転送設定されていたが、OpenAIが手放した
情報ネットワーク「X」はAIを搭載する

X News Dailyは日本時間3日、X Corp.のCTO(最高技術責任者)として知られるイーロン・マスク氏がai.comのドメインを入手したと伝えた。ai.comのドメインはChatGPTを運営するOpenAIが所有しており、ChatGPTへリダイレクトされていた。今回、OpenAIがドメインを手放した形。現在、ai.comにアクセスすると、xAIのホームページに転送されるようになっている。

イーロン・マスク氏はChatGPTの登場以前からAIに対して一定の興味を示していたが、7月に新会社xAIを設立。トップをマスク氏とし、生成AI技術者のパイオニアが多数集結。マスク氏はxAIの設立について「宇宙の本質を理解」することを目標としており、TwitterもといXと連携しながら開発を進めていくと発表していた。

Xの運営会社X Corp.のCEOはTwitterがXへリブランドした理由について「AIと決済機能を搭載した最強のアプリを作る」ことを理由に挙げていた。これに続いてマスク氏やXの開発者が「xAIとXは親和性を深め、よりハイブリッドな情報ネットワークになるだろう」と述べていた。

現在X Corp.はXのドメインをtwitter.comからx.comへ変更する計画を進めているほか、Web版のUI大幅変更やサブスクリプション機能の改修も予定しているとされ、まだまだTwitter関連のニュースは後を絶たなさそうだ。最近では動画をダウンロード可能にするかを選べるようになったほか、モバイル版でユーザーが誰を購読しているかがわかるように変更されたり、アプリ名の変更など話題が尽きない。

その中でも、Threadsは50%以上のユーザーが長期的にログインしていないことやXのアクティブユーザー数が5億人を達成など、まさに「敵なし」の状況が、イーロン・マスク氏のTwitter改革を押し進めているのかもしれない。

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